本質的な豊かさを追求する「骨格」としての家づくり

本質的な豊かさを追求する「骨格」としての家づくり

皆様、こんにちは。私たちは、単なる「家」を建てるのではなく、住む人の「本質的な豊かさ」を具現化する空間を創造しています。特に、私が得意とするコンクリート住宅は、その重厚感と「かっこよさ」を追求した結果であり、まさにアート作品のような存在です。

家具とインテリア:空間の「骨格」であり「個性」

私にとって、家具やインテリアは単なる装飾品ではありません。それは、私たちが創り出す空間の「骨格」であり、住む人の「個性」を映し出すものです。建築と一体となって初めて完成する、もう一つのデザイン要素だと考えています。
私たちが大切にしているのは、お客様が家に入った瞬間に感じる「空気感」です。コンクリートの壁や天井が織りなす静けさや重厚感は、そこに置かれる家具やインテリアの存在によって、より深みを増します。一つ一つの家具が、その空間のどこに、どう配置されるべきか。まるで彫刻を配置するかのように、プロポーションや視線の動きまで計算します。そうすることで、家具が空間の一部となり、住む人の心に響くような「体験」を生み出すのです。

「本物の素材」が織りなす「対比の美学」

「重厚感」を追求する上で、私たちは「本物の素材」を重視します。無垢の木材、天然石、あるいは上質なレザーといった、時を経るごとに味わいを増す素材の家具を積極的に提案します。コンクリートの無機質な質感と、こうした天然素材の家具が組み合わさることで、互いの良さが引き立ち、空間に深みと奥行きが生まれます。ブランドにこだわるよりも、その家具が持つ「オーラ」、つまり職人の手仕事やデザイナーの哲学が感じられるものを選ぶのです。
コンクリートの打ち放しの壁は、それ自体が「最高のキャンバス」です。その無機質な背景があるからこそ、木材の温かみ、金属のシャープさ、ファブリックの柔らかさといった、異素材の魅力が際立ちます。硬質なコンクリートの床に、毛足の長いウールラグを敷くことで、視覚的なコントラストだけでなく、肌触りでも豊かさを感じさせる。この「対比の美学」こそが、私たちの空間に深みと「かっこよさ」を与えているのだと思います。

非日常感を演出する照明計画

照明は、家具やインテリアの魅力を最大限に引き出す上で、最も重要な要素の一つです。私たちは、メインの照明は極力見せず、間接照明やダウンライトを多用することで、家具やアート作品に美しい陰影を与えます。お気に入りのソファの脇に、そのフォルムを際立たせるフロアライトを置いたり、飾り棚に置かれたオブジェを際立たせるためのピンスポットを設けたり。光の当て方一つで、家具の見え方、ひいては空間全体の雰囲気がガラリと変わるのです。夜には、家具だけが浮かび上がるような、幻想的な空間を創り出すこともできます。これは、お客様が招くゲストに「おお!」と感嘆してもらうための「非日常感」の演出でもあります。

お客様の「本質的なニーズ」を形にする

私たちは、お客様のライフスタイルや価値観を深く理解し、それを空間に落とし込むことを最も重要視しています。お客様自身が、その空間でどのように振る舞い、どのように時間を過ごすか。例えば、来客を好み、自宅でゲストをもてなす機会が多いお客様には、ホテルのラウンジのように、お客様自身がホストとしてスマートに振る舞え、ゲストも心からリラックスできるような空間を提案します。お客様が想像もしなかったような、しかし、まさにそれが欲しかったんだ、と思ってもらえるような提案を心がけています。

時と共に熟成する空間

私たちは、新築時がピークではなく、「住むほどに愛着が深まり、時と共に熟成していく空間」を目指しています。コンクリートの経年変化も、その一部として捉えています。素材の持つ風合いが深まり、アート作品と空間が一体となって、より豊かな表情を見せるようになる。それが、私たちが考える「本質的な豊かさ」につながると信じています。

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